夏本番、猛暑のスキンケア

2022 July


6月27日(月)、観測統計史上最も早く関東・東海・九州南部にて梅雨明けが発表され、6月中に、ほぼ日本全土で梅雨明けとなり、連日の猛暑が続いています。梅雨が無いとされている北海道に梅雨前線が停滞し、大雨被害が発生するなど、異常とも言える気象・気候状況です。今回は例年とは異なる猛暑が見込まれる7月を乗り切るために、心がけたいスキンケアについてお伝えします。


熱中症と冷房病に注意!


猛暑の中で「熱中症」に注意を払うことが必要ですが、続くマスク生活も熱中症を呼び寄せる危険をはらんでいます。一方でエアコンも欠かせないので「冷房病」のリスクも高くなります。

・熱中症とは?
高温多湿の環境下で体内調節機能である自律神経が乱れ、めまい、立ち眩み、失神、痙攣、吐き気、頭痛、ほてり、高体温、汗が止まらないなどの発汗異常などを発症し、重度の場合は命の危険に晒される恐ろしい症状です。過去には日射病とも呼ばれていましたが、日中だけでなく、睡眠中にも高温多湿環境下では体内調節機能の障害を起こすことから現在では熱中症との呼称が一般化しています。軽度の場合には、体を冷やす、水分補給することで回復するようですが、症状が回復しない場合や意識障害がみられる場合には緊急の救急要請が必要です。

・冷房病とは?
エアコン(クーラー)によるカラダの冷えと乾燥により、体温や発汗をコントロールしている自律神経が乱れ、だるさ、頭痛、食欲不振、神経痛、不眠などの様々な体調不良を引き起こす状態を指します。
また、自宅の室内だけでなく、通勤時の車内、事務所、商業施設なども冷房が効いており、自宅とは異なり自分で冷房のレベル調整などが出来ず、外気が高温であると、高温環境と冷気の間を行ったり来たりすることによる寒暖差ストレスも加わり、冷房病のリスクを高めます。

熱中症にしろ、冷房病にしろ「自律神経の乱れによる障害」であり、そのキッカケが高温多湿であれば熱中症、エアコン(クーラー)による冷気と乾燥であれば冷房病のリスクに繋がることになります。皮膚は最大の臓器と言われるように自律神経の乱れによる障害は、皮膚トラブルとも直結します。熱中症、冷房病という一時的な体調不調であっても、皮膚トラブルという形で長期の悩みになってしまうことも。

また、熱中症の要因である高温多湿な環境下での「汗対策」も欠かせません。汗は排泄として、そして体温調節機能としても重要な役割を果たしている一方で、汗腺が詰まると汗疹などの皮膚トラブルを引き起こします。エアコン(クーラー)環境下では発汗を抑えるので、過度のエアコン(クーラー)環境も発汗のメリットを抑制してしまうので要注意です。適度な発汗は健康上必要で、汗対策を意識しながら汗と上手につきあうことが重要な季節と言えます。


熱中症、冷房病を意識した美容ライフ

熱中症、冷房病の予防に注意を払いながら「猛暑の夏」を乗り切る、自律神経に着目した美容ライフについてお伝えします。

・自律神経とは?
熱中症、冷房病の共通の原因である「自律神経の乱れ」ですが、そもそも自律神経とは、内臓、血管、分泌腺の働きにかかわり体内環境を整えている神経で、「交感神経」と「副交感神経」の2種類が、自然とバランスを取りながら生命活動を維持してくれています。交感神経は、心身を活動に導く神経で、車でいえばアクセルにあたり、起床後、日中の活動期を支えてくれています。まさに心身をONの状態に導く司令塔です。

一方、副交感神経は、心身を休息・リラックスに導く神経で、車でいえばブレーキにあたり、OFFの状態に導く司令塔と言えます。

この「交換神経」と「副交感神経」のバランスを高温多湿、エアコン(クーラー)による冷房環境が乱すことで、無意識のうちに調整・コントロールしてくれていた機能が働かなくなり、熱中症・冷房病の様々な症状を引き起こすこととなります。結果、健康を害すること=お肌の不調に直結してしまいます。


・心がけたい美容ライフ
自律神経を整えるために、日常生活の中で意識して取り組みたいことについてご紹介します。

<朝、目覚めたときのONへ切り替えの工夫>
● 日光を浴びる
● 一杯の水を飲む
● 朝食を摂る

<日中の熱中症、冷房病対策>
● こまめな水分補給
● 発汗時のこまめな汗の拭き取り
● 冷えからカラダを守る羽織などの携行

<休息・睡眠などOFFへ切り替えの工夫>
● 帰宅したらリラックスできる音楽を
● ぬるめのお湯で入浴 
● 入浴後の保湿ジェルでのフェイシャルケア、ボディーローションでのボディーケア
● 就寝直前までTV・スマートフォンを見ない
交感神経から副交感神経に切り替え、心身のリラックスを促し、良質な睡眠へ繋げることが重要です。

<休日の過ごし方>
● 朝や夕刻など、暑さが厳しくない時間帯に適度な運動を通じての発汗習慣を取り入れる。
発汗を抑え込んでしまわずに、発汗習慣を持つことが自律神経の正常な働きの維持に役立ちます。

猛暑が見込まれる7月を乗り切るために、心がけたい美容ライフについてお届けしました。
次回テーマは、“夏肌癒しのスキンケア”についてお伝えしたいと思います。

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