春本番、肌のゆらぎにご注意!
新年度、入社、入学、新学期…新しい出会い・生活・環境の始まりの4月ですが、新型コロナウィルスの影響で、様々なイベントの自粛や縮小傾向が続いており、新たなスタートの瞬間を感じるきっかけが今年は希薄になりそうですね。感染対策に気を緩めることなく、各自が新しい環境に気を引き締めて臨むこととしたいですね。
今回は実は、肌の不調・トラブルを引き起こしやすい4月の気候と春肌対策にスポットをあてます。
大きくゆらぐ4月の肌環境が肌のゆらぎに…
季節的には春の始まりと位置づけられる3月から、いよいよ春本番の4月に突入です。
草木の芽吹きのように、これからのアクティブな季節に向かって肌代謝も活発となり、活き活きとしてくる時期なのですが、4月の気候は実は、大きくゆらいでいます。このゆらぎが肌へのストレスとなり、さまざまな肌の不調、トラブルを引き起こします。
・2019年 気象データ(東京)
※気象庁データより加工
1.寒暖差は年間最高水準!
東京の気象データでは、昨年2019年4月の寒暖差は23.3℃。
実は、春は最も寒暖差の大きな季節なのです。寒暖差に耐えるために、エネルギーの消費が増え、疲労感・食欲不振・不眠・イライラなどの寒暖差疲労に陥ることもあります。寒暖差によるアレルギーとして、花粉症のようなクシャミ・鼻水、痒みなどを発症することもあります。
2.低湿度(=乾燥)は真冬以上!
意外と知られていないのが、4月は真冬以上に乾燥の時期であるということ。
比較的晴天の日が多いので、降水量も少なく、低湿度の環境となりますのでお肌の大敵である乾燥への意識と対策も必要です。
3.太陽光照射量は真夏以上!
日照時間も太陽光照射量も年間最高水準となり、太陽光発電の発電量も年間最大となるのは5月なのですが、
4月は5月に次いで太陽光照射量が多い月です。
そのため、しみの原因である紫外線B波も、シワの原因となる紫外線A波も、そして、タルミの原因となる近赤外線も年間最大水準で肌に降り注ぎます。
春本番特有の“ゆらぎ肌”対策として心がけたいこと…
1.ターンオーバーを正常に保ち、肌のバリア機能を発揮させる
寒暖差対策としては、角質代謝(ターンオーバー)を正常に保ち、肌のバリア機能を正常に発揮させることが大切です。まず、心がけたいのは、肌にやさしく保湿効果のあるクレンジング・洗顔製品によるマイルドなクレンジングと洗顔です。角質を剥がしてしまうようなゴシゴシ力を入れたクレンジング・洗顔は禁物!肌を清浄に保ちつつ潤いも与えてください。また、野菜、コラーゲンの基となるたんぱく質をバランスよく摂取する食生活、肌細胞の再生時間でもある睡眠を充分にとるとこも重要です。
2.うるおいを内からも外からも与える
化粧品による保湿対策に加えて、水をしっかり摂ることが乾燥対策として効果的です。
心がけたいのは、お茶や清涼飲料水などによる水分補給ではなく、水そのものを小まめに補給すること。
1日あたり500mlペットボトル 4 本程度の摂取が良いと言われています。
また、冷水はカラダを冷やし、結果として代謝を低下させることになるため、理想的なのはぬるま湯程度の水が良いとされています。面倒だと感じる方は常温の水を摂取しましょう。
3.太陽光対策
紫外線A波、紫外線B波、そして近赤外線から肌を守ることの重要性を繰り返し提唱している通り、
年齢に伴う生理的な老化を助長してしまう太陽光の怖さを理解し、対策としての日焼け止めを欠かさず行いましょう!
季節のゆらぎは肌のゆらぎ。4月に心がけたいスキンケア・アドバイスをお届けしました!
次回テーマは“新緑の5月、夏へ備える!”です。