梅雨の季節は、スキンケアの工夫が必要
6月…沖縄は既に5月に梅雨入りし、その他地域も例年であれば6月中旬頃より梅雨入りして行くのですが、今年の梅雨入りはどうなるのでしょうか?地球温暖化による気候変動が続く中、梅雨入りの時期も、また、集中豪雨などの激しい気象も懸念されます。
また、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言も解除される一方で、“新しい生活様式”の実践が求められる中、皆さんの生活スタイルも変化しているのではないでしょうか?今回は、梅雨入り後に工夫したいスキンケアにスポットをあてます。
梅雨入り後に一変する肌環境
1.多湿、そして発汗
「不快指数」との言葉がありますが、湿度が75%を超えると過半数の人が不快感を感じると言われます。昨年の6月の東京の例では、1か月の3分の2以上が75%以上の湿度で、不快な日々が続いたことがわかります。湿度が高いことは、保湿の意味では肌にとって良い環境なのですが、発汗もしやすくなります。汗はこまめにふき取りながら、洗顔で洗い流し、汗となって排出された水分・ミネラル類を補給することが汗対策としてのスキンケアを意識して取り入れましょう。
2.気温上昇、そして皮脂分泌
気温・湿度の上昇とともに皮脂分泌量も増えてゆく6月は、皮脂汚れにも注意が必要です。皮脂汚れは、発汗にともなう老廃物も混ざってニキビを生み出したり、肌のキメの乱れによるくすみ、また、角質のターンオーバーを乱れさせ、肌がゴワつく角質肥厚という状態を引き起こすおそれもあります。ターンオーバーが乱れた状態の角質は紫外線により生まれるメラニンも溜め込んでしまいくすみ・シミの原因となります。肌の汚れに起因した様々な肌トラブルの危険度が6月はとても高いです。
3.冷房の始まり、乾燥が襲う
交通機関や屋内での冷房や除湿が始まります。外気の湿度は高いのに車内や室内ではエアコンによる乾燥状態へ。一日の中でも揺れ動く湿度差は肌にとってもストレスとなります。その対策としての保湿ケアも意識しましょう。
4.紫外線、曇天でも油断しない
晴天の日は、最大級の紫外線ケアが必要ですが、曇天の日でも、光老化の原因と言われる紫外線A波は年間最大量の水準で降り注ぎます。曇りの日でも決して油断しないでください。
梅雨の季節のスキンケア
気温・湿度の上昇とともに皮脂分泌量も増えてゆく6月は、正しいクレンジング・洗顔を意識しましょう!
クレンジング
皮脂汚れもメイク汚れも油分の多い汚れです。油分を水分の中にしっかり溶け込ませることを乳化と言いますが、ゴシゴシ落とすのではなく、汚れを浮き立たせ肌表面で乳化させるというクレンジングが、肌負担が無いクレンジンングであるとアクシージアは考えます。皮脂の出やすいTゾーン⇒Uゾーンから始め、目もと周りへ、最後にお顔全体の汚れを浮き立たせ乳化させましょう。
洗顔
泡立てネットを使い、少量のぬるま湯か水でもっちりとしたホイップクリームのように泡立つタイプの洗顔料を選びましょう。衣類の洗剤のように、泡がはじけるときの泡力が角質内の汚れにも再アプローチしてくれます。化学的な洗浄成分より肌負担が少なく、かつ、しっかり洗い上げてくれる泡力で、クレンジングで浮き立たせ乳化させた汚れを洗い上げます。
梅雨の季節…6月の気候や肌環境に応じたスキンケアについてお届けしました!
次回テーマは“夏本番のスキンケア”です。