7月に意識したい夏本番のスキンケア
例年であれば、梅雨明けとともに本格的な夏休みシーズンの始まりとなり、レジャーやアウトドアライフなどを楽しむ月ですが、今年は「withコロナ」として新しい生活様式の工夫が問われる中、皆さんはどの様な夏本番を迎えられるのでしょうか?今回は7月に意識したい夏本番のスキンケアにスポットをあてます。
梅雨明け前後で変わるスキンケアのポイント
梅雨明け前
先月号「梅雨の季節のスキンケア」で触れたスキンケアの継続した取り組みが求められます。
・多湿ゆえの発汗対策
・メイク汚れ、皮脂汚れ対策
・冷房の始まりによる乾燥対策
・曇天の日も太陽光対策
梅雨明け後
太陽光が降り注ぎ、真夏日(30℃以上)、猛暑日(35℃以上)を記録する日が多くなり、まさに夏本番に突入します。太陽光(紫外線、近赤外線)ケアは当然ですが注意したいのは、エアコンによる屋内と屋外の寒暖差ストレスと乾燥です。
エアコンに起因する“肌の冷房病!”(温度差・寒暖差ストレス&乾燥)にご注意!
自宅では、エアコンの冷房や除湿の本格的な出番となり、通勤時の車内も時にはギンギンにエアコンが効いて寒さを感じることがあります。一方で屋外にいるときは暑さが襲う。一日の中でも、猛烈な寒暖差ストレスが襲います。私たちのカラダは、暑い夏には発熱を抑制し、また、毛細血管が拡がり放熱しやすい体質へと自然と変化し、発汗により体温を下げようとします。一方で、冷房の効いた室内では毛細血管が開いた状態なため、放熱し過ぎで「冷え」が進み、屋外との寒暖差により自律神経の乱れを生じさせ、体温調節や発汗をうまく制御できなくなり、抵抗力の低下を招きます。結果として、「冷え」「だるさ」「頭痛」「食欲不振」「不眠」など、様々な不調に襲われることとなります。
肌状態と体調は切っても切れない関係なので、冷房病は肌の不調に直接的に結びつき、肌荒れ、ターンオーバーの乱れによるくすみ、肌老化の促進に繋がり易くなります。
また、エアコンによる乾燥にも注意しましょう。エアコンの冷房や除湿により室内の湿度は20%前後下がります。肌にとって最適な湿度は50~60%と言われていますので、エアコンによる湿度低下により、一気に肌が乾燥状態へ傾きます。エアコンに起因する温度差・寒暖差ストレスと乾燥の2大要因による肌不調“肌の冷房病”に注意してください。
“肌の冷房病”対策としては、エアコンの適切な温度設定(標準的には25~28℃)を心掛け、オフィス内や車内では、冷え対策として羽織れる薄手のカーディガンなどを携行し、「寒い」と感じたらスグに羽織ることを意識してください。
夏本番の太陽光対策はもちろんですが、見過ごしがちな夏の乾燥対策には「保湿」を意識したスキンケアを心がけましょう。
7月に意識したい夏本番のスキンケアについてお届けしました!
次回テーマは“夏肌癒しのスキンケア”です。