梅雨明けが8月にずれ込み、記録的な長雨の後には猛暑に見舞われた今年の夏…猛暑も間もなくピークを迎え、徐々に秋を感じられる日々になってくるのではないでしょうか?
秋を形容する言葉としては、スポーツの秋、実りの秋、食欲の秋、芸術の秋、読書の秋など多々ありますが、気温、湿度も下がり始め、物事に打ち込みやすい季節だということですね。さて、3月より続いている「withコロナの暮らし」ですが、気分転換の意味でも、この秋に何か打ち込めるものを見つけて取り組んでみてはいかがでしょう?
今回は、夏肌疲れを癒し、マスク生活が続く「特別な秋」のスキンケアにスポットをあてます。
秋。衰えた肌を癒し、肌環境の変化への対応力の回復へ!
夏~秋への季節の変わり目は、肌環境も大きく変化します。
特に9月は、肌は夏疲れを引きずっている状態なので、気温の変化や乾燥に傾き始める肌への対応力も衰えがち。しっかり肌の夏疲れを癒し、肌環境の変化への対応力を回復させることが大切です。
マスク生活で肌に何が起きているのか?
今年は「withコロナの暮らし」の新しい生活様式で全国民的レベルでマスク着用が定着しています。とりわけ、このように長時間にわたるマスク生活は誰もが初めての経験で、マスクをしている部分としていない部分では肌環境が大きく異なっていることを、まず理解しましょう。
1.紫外線
通常のマスク(不織布、綿、ウレタン)自体にUV防止処理などはされていませんが、マスクをしているだけでもある程度の紫外線防止効果はあります。つまり、マスクがかかっていない目もとから上の部分は紫外線に直接晒され、マスクをしている顔の下部は、紫外線から守られています。つまり、顔の上下で紫外線ストレスに大きな差がある状態です。
2.大気中の汚れ
目もとから上は大気中の汚れが付着し、マスクをしている部分には汚れが殆ど付着しない状態です。この汚れストレスも顔の上下で大きな差があることになります。
3.温度差
夏場の暑さの中でのマスクは、とにかくキツイですね。
マスクに覆われた肌部分は体温によって熱がこもり温度が上がります。顔の上下の温度差という経験したことの無いストレスが肌を襲っています。
4.湿度差
温度差に加えて、マスクに覆われた肌は、肌から蒸散した水分がこもり蒸れた状態となります。温度差同様に、顔の上下の湿度差も肌ストレスとなっています。マスクの内側は、蒸れとともにメイク汚れも起こしています。
続くマスク生活では目もとケアが重要!
目もとは紫外線、大気の汚れに晒され、マスクに覆われた部分との温度差・湿度差も加わり、肌細胞はどの環境に適合すれば良いのか迷ってしまいます。特に、デリケートゾーンの目もと肌はこれらストレスに対し敏感で、耐性も弱く、一気に目もとのエイジングが進行することに。ベーシックなスキンケアステップに、フェイスマスクや目もとケアの工程を入れ、まず、夏肌の疲れをしっかり癒してあげましょう。そして、マスク生活での目もとケアの大切さを認識し、日常のスキンケアに是非、目もとケアを取り入れてください。
マスク生活が続く「特別な秋」のスキンケアについてお届けしました!
次回テーマは“秋本番、肌にも栄養を!”です。