冬目前のスキンケア!

冬目前のスキンケア!

11月、旧暦では「霜月(シモツキ)」と呼ばれ、11月7日は「立冬」、文字通り霜が降りる季節を迎え冬目前となります。また、イベント月でもあり、11月15日は七五三、11月18日はボジョレー・ヌーボー解禁日です。ちなみに、ボジョレー・ヌーボーはフランスより日本に事前に空輸され、日本が世界で最も早くボジョレー・ヌーボーを楽しめるということで世界でも類を見ないイベントと化しています。ボジョレー・ヌーボー出荷量の4分の1が日本向けだそうです。

新型コロナウイルス感染状況も落ち着きをみせ、飲食店のお酒提供や時短営業などの自粛要請も徐々に解除され、コロナ前の日常に緩やかに戻りつつある印象です。第6波に襲われることのないよう、感染防止対策を続けながら、11月のイベントを楽しみたいものです。

今回は11月の美容ライフのヒントをお届けします。


紅葉前線から見る11月のお肌の環境

昨年の東京では、11月28日に紅葉が色付き始めました。直前に暖かい日が続き、紅葉が若干遅れました。
紅葉の時期は、気象・気候に大きく左右されます。気温が低いと色付く時期は早まり、逆に気温が高いと時期は遅れます。気温が低くなり継続し、色付きが始まるタイミングが、まさに「冬」の始まりでもあるので、皆さんのお住いの地域での色付き始めに注目してください。それぞれの地域での自然が唱える冬の始まりを認識し、スキンケアを冬仕様へシフトしましょう。


冬仕様のスキンケア、キーワードは「保湿強化」

気温低下とともに大気も乾燥、お肌自体の水分蒸発量も上昇し続ける11月。紅葉が始まる前から「保湿強化」に取り組み、冬仕様のスキンケアを開始してください。


1.お肌への潤い補給
美肌の源ともいえるコラーゲン生成にも水分は不可欠な原料。水分補給力に着目した化粧品選びが大切です。

2.角質層内のNMF(天然保湿因子)を保つ
お肌の生まれ変わり(ターンオーバー) の過程で、カラダの中で作られるNMF(ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクター)が大気の水分を吸湿し、カラダの中で保つ役割を任っています。乾燥の季節の始まりには、化粧品による水分補給がNMFにしっかり水分を吸湿させることに役立ちます。

3.皮脂膜の機能低下を補う
表皮の最も外側にある皮脂膜は分泌された皮脂がクリーム状になったもの。角質層内の水分の蒸発を防ぎ、外からの様々なストレスからお肌を守ります。この季節、皮脂分泌は減り続けるので、皮脂膜の機能低下を補う保湿クリームが欠かせません。


ポリフェノールの期待効果

11月18日(木)ボジョレー・ヌーボー解禁日にちなみ、赤ワインに多く含まれる「ポリフェノール」についてお伝えします。

ポリフェノールは、古くから食品や化粧品に香料や色素として使用されてきました。ここ数十年で、ポリフェノール類の抗酸化作用についての研究報告が発表されるに至り、「ポリフェノール=抗酸化=老化防止」との概念が定着してきています。他にもがん予防作用、動脈硬化抑制作用など、その作用についての研究報告も多くみられます。

赤ワインの他、コーヒーにもポリフェノールが豊富に含まれており、日本食品標準成分表によれば1杯当たりのポリフェノール量ではコーヒーの方が赤ワインより多いとの報告がされています。ポリフェノールを含む成分が配合された化粧品の使用と、赤ワインやコーヒーをたしなむ習慣は美容にとってもオススメということになります。ただし、赤ワインにしろ、コーヒーにしろ、飲み過ぎは別の弊害を引き起こす可能性もあるので、節度をもって楽しみましょう!

11月の美容ライフへのヒントをお伝えしました。次回テーマは“ご褒美ケアで締めくくる”です。

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