2021年の締めくくりに、お肌状態の振り返り

2021年の締めくくりに、お肌状態の振り返り

1年の締めくくりの12月。年間を通じてwithコロナの生活を送ることとなった2021年でした。大晦日31日に向けて、22日には1年で最も日が短い冬至、25日のクリスマス、そして仕事納めへと気忙しい日々が続きます。
一旦落ち着きを見せている日本のコロナ感染状況が年末年始にかけても第6波を迎えることなく低水準で続くことを祈りつつ、2021年をしっかりと締めくくりたいものです。

今回は1年間のお肌状態を振り返りたいと思います。


冬突入の12月、スキンケア・キーワードは
「乾燥」そして「新陳代謝の低下」

12月ならではのお肌の環境を理解し、乾燥と代謝低下対策としてのスキンケアが求められる時期です。

外的乾燥環境
12月は、1月~2月の乾燥のピークに向けて、湿度は低下し続け、室内でも暖房による乾燥に拍車がかかり、屋外、室内ともに外的な乾燥環境はピークへ向かい続けます。

内的乾燥環境
お肌自体の水分蒸散量は増加し続け、お肌から水分が失われるだけでなく、お肌の水分の蒸散を防ぐバリア機能を発揮する皮脂量も冬の間は減少し続けるので、お肌の内側からも乾燥が進みます。

新陳代謝の低下
ヒトも植物や動物と同じで、冬は蓄えの季節。細胞は代謝による生まれ変わりよりも休息を選び、新陳代謝が低下しがちとなります。また、寒さにより血流も低下しがちで、血液の流れでカラダの隅々まで栄養を届けることも衰えがちとなります。


お肌はなぜ乾燥するのか?

乾燥の季節の本番に突入した12月だからこそ理解しておきたいドライスキン(乾燥肌)についてお伝えしたいと思います。乾燥肌の要因は一つではありません。外的要因、内的要因が複雑にからみあってお肌は乾燥し、さまざまなお肌トラブルの出発点になります。

1)外的要因
大気自体の乾燥、室内の乾燥、紫外線、過度な洗浄などがあげられます。12月は大気も年間で最も乾燥するだけでなく、室内も暖房により乾燥に拍車がかかります。季節的には日照時間は短いので太陽光照射量は低めとはいえ、紫外線は降り注いでいるので紫外線によるお肌の乾燥も生じます。さらに、過剰なクレンジング・洗顔は皮脂までも洗い流してしまうので、水分の蒸散を防ぐバリア機能を発揮してくれる皮脂能力を低下させることに繋がります。

2) 内的要因
加齢および炎症にともなうものが代表例となります。加齢によるものは、加齢とともに角質水分量が低下し、また、天然保湿因子(NMF)を構成するアミノ酸の生成量も低下します。つまり、これら内的要因により内側からの乾燥が生じることとなります。四肢は加齢によるお肌の乾燥が進みがちで、これは老人性乾皮症と呼ばれます。顔についても同様の状態は起きていると考えて差し支えありません。お肌が炎症を起こしている場合には、炎症箇所では角質水分量とアミノ酸量が低下しており、加齢の場合と同様にお肌の乾燥が生じることとなります。

ドライスキン(乾燥肌)対策として、保湿化粧品の力のみならず、次のようなライフタイルの実践がオススメです。
◆ 過度なクレンジング・洗顔を避け、優しく洗いあげる
◆ 手の届かない背中などには入浴剤がオススメ
◆ 余計な刺激をお肌に与えない
◆ 室内では、暖房をつける際には加湿器を使用する
◆ 屋外でも室内でも万全な寒さ対策をし、血行不良による代謝の低下を防ぐ


2021年、お肌状態の振り返り

今現在のあなたのお肌の状態はいかがですか?一年を過ごしたお肌の疲れが、いろいろな症状となって現われていませんか? 年齢を問わず、お肌の大敵である「乾燥」によるお肌の不調、年齢によるお肌のゆらぎ、新陳代謝の低下(=ターンオーバーの乱れ)によるお肌のトラブル、それらの原因が複雑に絡み合いながら現われる時期です。くすみが気になるあなたは、夏の紫外線疲れかもしれません、潤いをしっかり与え、健やかなターンオーバー促すスキンケアを意識しましょう。乾燥、肌荒れが気になるあなたは、優しいクレンジング・洗顔に心がけましょう!

1年間のお肌状態の振り返りについてお届けしました。
次回は、“2022年のスキンケアカレンダー”についてお伝えしたいと思います。

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