能登半島地震という大災害からスタートすることとなってしまった2024年。犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。2月…今年は、3日が節分、4日が立春となります。現在の季節とは1~2か月ズレる感覚ですが、実際は冬本番となります。
ただし、今年の2月は顕著な暖冬ですので、春の始まりを感じる日々が多くなるのではないでしょうか?今回は冬から春へ。季節のゆらぎが肌ストレスとなる2月のスキンケアについてお届けしたいと思います。
2024年2月の肌環境の特徴
例年に比べ今年の2月は冬と春が行ったり来たりの肌環境となることが見込まれます。通常の3月の肌環境も意識したスキンケアへの取り組みが求められるでしょう。
美容の5つのリズムとそれぞれのリズムの応じた取り組み
前回お伝えした美容の5つのリズムについて、それぞれのリズムの応じた美容およびスキンケアのポイントついてお伝えします。
1日のリズム ~朝・日中・夜~
朝・日中・夜と、一日のリズムに応じて、スキンケアのポイントは変ります。
朝: 睡眠中の皮脂の分泌や汚れの付着を、朝のクレンジング・洗顔で優しく洗い流しましょう。朝のクレンジング・洗顔習慣が1日のスキンケアの始まりです。その後、化粧水~美容液~保湿乳液~日焼け止めのステップで日中を過ごす万全の肌準備をしましょう。
日中:乾いたな?と感じたら、メイクヨレをしない伸びやかなテクスチャーの保湿乳液やジェルで潤いを補い、日焼け止めも塗り足すことをおススメします。日中の肌を守る追加の一手間のスキンケアを意識しましょう。
夜:帰宅後のクレンジング・洗顔~化粧水・美容液~フェイスマスクでのスペシャルケア。また、睡眠美容を意識したジェルマスク~保湿仕上げに至るまで、翌朝の目覚めの時までを意識したスキンケアステップを取り入れましょう。
月のリズム ~女性ホルモンの分泌と美容~
排卵後の黄体期は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まり、むくみやほてりを引き起こしたり、皮脂分泌も増え、ニキビや吹き出物も出やすくなります。紫外線への防御機能も高まるので、メラニンの生成量が増え、くすみ・シミも出来やすくなります。黄体期には、小まめな皮脂対策とUVケアの強化が必要です。
女性ならではの月のリズムは、2つの女性ホルモンが肌状態にも大きな影響を及ぼしています。排卵前の卵胞期には、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が高まります。別名「美肌ホルモン」とも呼ばれるエストロゲンは、肌に潤い・ハリを与え、肌状態は安定します。精神的にも活き活きとし、代謝も良く、エストロゲンの美肌パワーに頼って良い時期とも言えます。
面倒がらずに、自分の肌を慈しむ気持ちでスキンケアを継続することが、肌を守り・維持するだけでなく、美肌づくりにつながります。まさに、継続は力なり!です。次回は「季節のリズム」「年齢のリズム」「生活のリズム」に応じた美容およびスキンケアへのアドバイスをお届けします。
冬から春へ。季節のゆらぎが肌ストレスとなる2月のスキンケアについてお伝えしました!
さて次回のテーマは“深まる春のスキンケア”をお伝えします。