6月、梅雨シーズンの美容ライフ

6月、梅雨シーズンの美容ライフ

6月は、和暦では「水無月(みなづき)」と呼ばれます。梅雨の時期なのに「水の無い月?」とも読めますが、「無」は「~の」という意味で、「水の月」という意味になるらしいです。諸説あり、正確なところは定かではありません。その6月の歳時記としては、6月1日衣替え、第三日曜日(6月16日)父の日、6月21日夏至と続きます。また、気候的には「梅雨入り」となり北海道を除き、雨が多く湿度の高い日々となります。この時期の美容ライフの面では、日照時間が1年で最も長くなる「夏至」とジメジメとした多湿な日々が続く「梅雨」の2つがキーワードとなります。
今回は「夏至」と「梅雨」の2つをキーワードとして、美容ライフについてお届けしたいと思います。


梅雨の時期、6月のスキンケア


日本気象協会による最新(5月30日)の「梅雨入り」に関する予報は次の通りです。
✓ 九州~東北南部にかけて「梅雨入り」は「6月中旬」で平年より遅れる見込み。
✓ 気温は、6月初めは涼しく、中旬は平年並み、後半は本格的に蒸し暑くなる見込み。
梅雨=高温多湿の時期ですので、不快感による精神的なストレス、発汗により汗と皮脂が混ざった汚れが肌に及ぼす悪影響を意識したスキンケアが大切となります。加えて「夏至」は一年の中で最も日照時間が長い日です。夏至を挟むこの時期に降り注ぐ太陽光も年間最高水準となります。雨や曇りの日が多いこの時期ですが、天候を問わず、太陽光対策を怠ってはいけません。この梅雨時に意識したいスキンケアとして、下記の3つについて整理、お届けします。

1.発汗対策
発汗自体は、老廃物の排出や体温調節、代謝促進の面で大切な役割を果たしていますが、発汗により汗と皮脂がメイクと混ざった汚れを放置しておくと肌荒れや、吹き出物などの肌トラブルに直結します。汗をかいた後は、汗を丁寧にふき取り、洗顔により汚れをしかり落とし、肌を清浄な状態に保ちましょう。また、発汗により体内のミネラルも排出されてしまいます。ミネラルは体調を維持する上で欠かせない栄養素ですので、発汗後にはミネラル類の補給にも心がけましょう。


2.冷房による乾燥・冷え対策
いよいよ冷房のお世話になる季節がスタートします。室内でも、車・電車などの車内でも冷房が使用され始め、肌は冷房による乾燥環境に襲われます。肌の乾燥が進んでしまってからでは肌トラブルが発生してしまいますので、外気の湿度は高いこの時期ですが、冷房による乾燥対策としての保湿ケアが欠かせません。

3.太陽光対策
紫外線を中心とする太陽光照射が年間最高水準となるこの時期、日焼け自体はサンスクリーン剤やUVカット効果のある日傘、帽子、サングラス、羽織モノなどで防げますが、雨や曇りの日も含め光老化対策としてのサンスクリーン剤の使用を怠らないことが大切です。



美容と関連深いミネラル

発汗対策のところでも触れたミネラルですが、重要な栄養素ですので、整理してお伝えします。

ミネラルとは?
5大栄養素(タンパク質、炭水化物(糖質)、脂質、ビタミン、ミネラル)の内の1つです。ミネラルの必要量自体は少ないのですが、ミネラルは体内で合成できない栄養素で、カラダを正常に保つために必要不可欠なものです。

必須ミネラル
ミネラルは、約100種類ほどあると言われていますが、その内、私たち人間のカラダに必要なミネラルを「必須ミネラル」と呼びます。具体的には、カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロム、ヨウ素、セレン、モリブデン、コバルトの16種類です。


<美容と「深く関わる主なミネラル>
カルシウム(Ca)
カルシウムが不足した場合には疲れやすくなったり、肌のハリや弾力が失われやすくなります。カルシウムは骨や歯の主成分でもあり、体内で最も豊富なミネラルですが、不足すると骨や歯といった貯蔵部位から補充されることになるので骨や歯のカルシウム分が失われ疾病にもつながります。
<Ca豊富な食品>魚介類、海藻、牛乳

マグネシウム(Mg)
体内のエネルギー生成に密接に関わっているミネラルです。エネルギー生成はATP(アデノシン三リン酸)が主たる役割を果たしていますが、このATPが作られる過程で様々な酵素の活性にマグネシウムが欠かせないとされています。細胞代謝=若々しい肌の維持をつかさどる基本ですので、マグネシウムは肌に欠かせない、ミネラルと言えます。
<Mg豊富な食品>そば、わかめ

亜鉛(Zn)
細胞内代謝機能に重要な働きを示し、亜鉛不足で細胞の代謝が低下すると、肌荒れなど肌不調に繋がることがわかっています。新たな細胞を生成する際のDNAの複製、タンパク質の合成などにも関わっています。特に、日本人は摂取量が不足しがちなミネラルです。
<Zn豊富な食品>牡蠣、牛肉

銅(Cu)
体内の過酸化脂質の除去・抑制にかかわる酵素の成分となるミネラルです。不足すると動脈硬化や老化に繋がるとされています。
<Cu豊富な食品>ココア、くるみ

鉄(Fe)
赤血球の中に存在し、酸素を運ぶヘモグロビンの構成要素となるミネラルです。不足すると貧血を起こし、血液によるカラダへの酸素の供給に影響し、細胞代謝を阻害することに繋がります。
<Fe豊富な食品>レバー類、納豆

カリウム(K)
細胞内液の浸透圧を調整する働きや、水分を保持する働きを持っています。また、ナトリウムを排出する作用を持っているので、塩分の摂り過ぎを調節することにも働きます。
<Fe豊富な食品>バナナ、里芋

マンガン(Mn)
色々な酵素の構成成分に利用されたり、酵素の活性化に役立つ栄養素です。骨の形成に関わっていたり、糖質や脂質の代謝に働く酵素、抗酸化作用のある酵素などの構成成分になります。
<Fe豊富な食品>まつの実、生姜

「夏至」と「梅雨」の2つをキーワードとして、この時期ならではの美容ライフについてお伝えしました!
さて次回のテーマは“夏本番のスキンケア”をお伝えします。

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